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ラフュマ版『パンセ』(パスカル)

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 虚栄心は人の心に深く刻み込まれているので、兵士、従卒、料理人、人足も自画自賛して崇拝者を得ようとし、そのようなことを哲学者までもが望み、そのようなことに反対意見を書く人もうまく書いたものだという栄誉を得たがっており、それを読む人も、そのようなものを読んだという栄誉を得たがっており、これを書いている私もそのような欲求を持っているかもしれず、それを読む人ももしかしたら……
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作成者: com

内容
・日本の(主に平安)古典の現代語訳

対象読者
・古文の授業で習った作品の全体像を知りたい中高生
・日本の古典にもう一度触れてみたくなった大人

翻訳の方針
・主語をなるべく補う。呼称もなるべく統一。
・一つの動詞に尊敬語と謙譲語が両方つく場合、尊敬語のみを訳出。
 (例)「見たてまつりたまふ」→「御覧になる(×拝見なさる)」
・今でも使われている単語は無理に言い換えない。
・説明的な文章を排し、簡潔に。

※これらは受験古文の方針とは異なるかもしれませんが、現代語としての完成度を優先しました。

作品
・完了 :更級日記(令和二年四月~七月)
・進行中:源氏物語(抄)(令和二年七月~)
・今後手がけたい:とはずがたり、紫式部日記、枕草子、蜻蛉日記、和泉式部日記、夜の寝覚め、堤中納言物語、伊勢物語、竹取物語、大鏡、増鏡、土佐日記

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