- Oscar Wilde(ワイルド)
- William Butler Yeats(イェイツ)
- ラフュマ版『パンセ』(パスカル)
- 更級日記
- (一)物語に憧れて
- (二)旅立ち
- (三)くろとの浜
- (四)太井川
- (五)竹芝
- (六)隅田川
- (七)足柄
- (八)富士山
- (九)富士川
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- (十三)旅の終わり
- (十四)物語を求めて
- (十五)梅の立ち枝
- (十六)疫病
- (十七)物語
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- (二十)夢
- (二十一)土忌み
- (二十二)大納言の姫君
- (二十三)長恨歌
- (二十四)月夜
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- (二十六)かばね
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- (三十二)有明の月
- (三十三)帰京
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- (三十五)他家にて
- (三十六)名乗り
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- (三十八)常陸守
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- (四十)太秦
- (四十一)荻の枯れ葉
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- (五十)宮仕え
- (五十一)師走の宮仕え
- (五十二)父母
- (五十三)前世
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- (五十五)結婚
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- (五十八)梅壺の女御
- (五十九)冬の夜
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- (六十二)春秋論
- (六十三)石山
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- (六十六)また石山へ
- (六十七)また初瀬へ
- (六十八)心のままに
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- (七十)西山の奥
- (七十一)たそがれの鐘
- (七十二)荒磯波
- (七十三)西へ行く月
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- (七十五)信濃守
- (七十六)夫下向
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- (七十八)悔恨
- (七十九)後の頼み
- (八十)姨捨
- (八十一)涙
- (八十二・終)蓬
- 源氏物語
- 竹取物語
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628
傍にいる人に評価されたいという気持ち。
誇りは私たちの不幸や誤りなどの中にあって自然に私たちを占領してしまう。人の語り草になる限り、私たちは喜んで命を捨てる。
虚栄心、遊戯、狩猟、訪問、喜劇、名の偽りの永続。
誇りは私たちの不幸や誤りなどの中にあって自然に私たちを占領してしまう。人の語り草になる限り、私たちは喜んで命を捨てる。
虚栄心、遊戯、狩猟、訪問、喜劇、名の偽りの永続。
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627
虚栄心は人の心に深く刻み込まれているので、兵士、従卒、料理人、人足も自画自賛して崇拝者を得ようとし、そのようなことを哲学者までもが望み、そのようなことに反対意見を書く人もうまく書いたものだという栄誉を得たがっており、それを読む人も、そのようなものを読んだという栄誉を得たがっており、これを書いている私もそのような欲求を持っているかもしれず、それを読む人ももしかしたら……
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626
真の幸福の追求。
大衆はその幸福を富と見せ掛けの幸福とに、少なくとも娯楽に託す。
哲学者たちはそのすべてのむなしさを示し、託せるところに幸福を託してきた。
大衆はその幸福を富と見せ掛けの幸福とに、少なくとも娯楽に託す。
哲学者たちはそのすべてのむなしさを示し、託せるところに幸福を託してきた。
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625
不正。
みじめさにうぬぼれまで加えるのは極度の不正である。
みじめさにうぬぼれまで加えるのは極度の不正である。
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624
預言。
神はイエス・キリストの敵を服従させ、その間、イエスは神の右の座にいるであろう。
だからイエスは自ら服従させようとはしまい、という。
神はイエス・キリストの敵を服従させ、その間、イエスは神の右の座にいるであろう。
だからイエスは自ら服従させようとはしまい、という。
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623
自分が何者であるかを追い求めずに生きることが極度の盲目であるとすれば、その中でも神を信じていながら悪い生き方をすることは恐ろしいことである。
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622
退屈。
人間にとってこの上なく耐え難いことは、完全に安穏として情熱もなく、仕事もなく、娯楽もなく、用事もないことである。
そんなときに、自分が無で、見捨てられ、不足で、依存し、無力であり、空虚であるのを感じる。
すぐに心の奥底から退屈を、暗闇を、悲しみを、いら立ちを、恨みを、絶望を引き出してしまう。
人間にとってこの上なく耐え難いことは、完全に安穏として情熱もなく、仕事もなく、娯楽もなく、用事もないことである。
そんなときに、自分が無で、見捨てられ、不足で、依存し、無力であり、空虚であるのを感じる。
すぐに心の奥底から退屈を、暗闇を、悲しみを、いら立ちを、恨みを、絶望を引き出してしまう。
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621
人間の中、理性と情熱との間の内乱。
情熱がなくて理性だけがあれば。
理性がなくて情熱だけがあれば。
けれども両方があっては戦いが起こらないわけにいかない。一方と平和を保てば他方と戦うことになる。だから人間は常に分裂し、矛盾している。
情熱がなくて理性だけがあれば。
理性がなくて情熱だけがあれば。
けれども両方があっては戦いが起こらないわけにいかない。一方と平和を保てば他方と戦うことになる。だから人間は常に分裂し、矛盾している。
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620
人間が考えるようにできていることは明らかである。それのみが人間の威厳であり、長所である。人間の義務はしかるべく考えることのみにある。さてその考える順序は自分というもののこと、その作者と目的から始まるのである。
しかし世間が考えていることは何だろう。決してそんなことではなく、踊ること、リュートを弾くこと、歌うこと、詩を作ること、*courir la bagueのことなどである。戦うこと、王様になることである。王様であること、人間であることは何であるかを考えもせず。
*馬術競技の一つ。走る馬の上から槍で輪を狙う。
しかし世間が考えていることは何だろう。決してそんなことではなく、踊ること、リュートを弾くこと、歌うこと、詩を作ること、*courir la bagueのことなどである。戦うこと、王様になることである。王様であること、人間であることは何であるかを考えもせず。
*馬術競技の一つ。走る馬の上から槍で輪を狙う。
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619
ピュロン派、ストア派、無神派などの原理はすべて真である……がその結論は偽である。その反対の原理も真だから。